こどものエピソード

エピソード: 子供たちと公園にお散歩に出かけると、そこには落ち葉がいっぱい。2歳の女の子が「パーッ」と言いながら枯れ葉を両手で掴んで投げました。すると、一枚の枯れ葉に目に止まったようで、拾い上げるとじっと見つめています。その後、周りを見回して、細い枝を見つけます。そして枯れ葉に小枝を通して、微笑をうかべ、じっとみつめると…大きく口を開けてパクッパクッとたべる真似をして、満足そうな表情をしたのです。その空想の時間に少しお邪魔させて頂こうと、そっと隣にすわるとにっこり笑って「はい、どーぞ」と手のひらに渡してくてました。その豊かな表情に感動を覚えました。その女の子は、ご両親が言葉が遅くてと心配されているお子様でした。夕方お母様にお会いして、その時のことを伝えると、とても嬉しそうに「昨日の夕飯に家族で串焼き作ってたべたからかな?でもそんな仕草見せるんですね。」と話され、楽しそうにお話しながら帰ってゆきました。
 見立て遊びがはじまり、遊びを通して言葉も社会性も学んでゆきます。その女の子は、たくさんお話をするようになり、感性も豊かに育っています。
是非、そばにいるお子様が、なにかに集中して遊んでいるときは、観察時間。成長中です。

 日本の児童心理学者で日本の幼児教育の先駆者である倉橋惣三先生は、子供に関わるべき大人の姿を左記のように(画像内)述べています。 こどもの未来図は、子育てをなさっている方や子育てを経験された方、保育・福祉に関わるお仕事をされている多くの方々などから「子供・子育て」についてのお話・情報をたくさん伺いました。また、その現場での体験や経験から、「大切な子供にどう関わるか」と考える前に、子育てをしている人、その回りにいる人たちが毎日を生き生きとしていることが大切なのではないかと考えました。